こんにちは。しまもとぴっく編集長です。
高槻市でも長岡京市でもなく、島本町を選ぶ人がいる背景はどこにあるのか。今回は、3自治体を同条件で比べた公式調査までは確認できていない前提で、公開資料から見える事実だけを整理します。
まず見えてくるのは、町の規模と位置関係です
島本町は大阪府の北東部にあり、大阪市と京都市のほぼ中間に位置しています。南・西は高槻市、北は長岡京市や大山崎町などに接しています。面積は16.81平方キロメートルで、町域の約7割を山岳丘陵地が占めます。人口は2026年2月1日時点で33,250人です。高槻市の343,611人、長岡京市の81,944人と比べると、数字上はかなり小さな自治体です。
・町の概要(島本町公式):https://www.town.shimamoto.lg.jp/soshiki/5/1307.html
・島本町の人口と世帯数(島本町公式):https://www.town.shimamoto.lg.jp/soshiki/7/2603.html
交通時間だけでは、島本町が一律に有利とはいえません
鉄道アクセスを見ると、島本町はJR島本駅から京都駅まで約20分、大阪駅まで約25分。阪急水無瀬駅から京都河原町駅まで約30分、大阪梅田駅まで約35分です。
一方で、高槻市や長岡京市も主要駅からの移動時間は短く、区間によっては島本町より早い案内があります。そのため、単純な所要時間だけで「島本町のほうが便利」とは書けません。ただ、島本町は小さな町域の中にJR島本駅と阪急水無瀬駅の2駅があり、大阪方面と京都方面の両方に向き合いやすい構成になっています。
・交通アクセス(島本町公式):https://www.town.shimamoto.lg.jp/soshiki/5/1240.html
・アクセス|たかつきウェルカムサイト(高槻市):https://www.city.takatsuki.osaka.jp/welcome/access/
・長岡京市へのアクセス(長岡京市公式):https://www.city.nagaokakyo.lg.jp/0000001955.html
島本町の資料では、通勤利便性と自然環境が並んでいます
2021年実施の若い世代アンケートでは、20〜30歳代が挙げた居住地としての魅力の1位は「大阪市や京都市などへの通勤・通学の利便性」でした。複数回答の集計では、「落ち着いた・暮らしやすい住環境」「通勤・通学の利便性」「緑の山並み、川などに囲まれた豊かな自然環境」が近い水準で並んでいます。
つまり、島本町を考える材料として確認できるのは、交通だけではなく、町の規模感や自然環境、落ち着いた住環境もあわせて見られていることです。ただし同じ調査では、「身近に買い物などできる施設が少なくて不便である」という課題も上位に挙がっています。
住宅開発と転入超過の動きも出ています
島本町の将来人口推計資料では、2008年のJR島本駅開業を契機に住宅開発が進み、近年も大型住宅開発の影響で転入超過が目立つ時期があると整理されています。2026〜2029年に算入予定とされる戸数は計1,138戸で、2030年ごろに人口のピークを迎える見通しも示されています。これは見通しであって確定実績ではありませんが、近年の町の動きを見る材料にはなります。
子育て世帯が見る基礎情報もあります
教育機関の基礎情報として、島本町には町立小学校4校、町立中学校2校があります。比較の中で島本町の規模感を考えるとき、こうした基本情報もあわせて見ておきたいところです。
・町立各小中学校のホームページ(島本町公式):https://www.town.shimamoto.lg.jp/soshiki/22/16495.html
まとめ
今回確認できた範囲では、島本町は「大阪と京都の中間にある小規模な町」で、「JRと阪急の2駅があること」「落ち着いた住環境や自然環境が意識されていること」「近年の住宅開発が続いていること」が、選ばれる背景として整理できそうです。
一方で、高槻市や長岡京市も交通基盤は強く、所要時間だけで島本町が上回るとはいえません。比較するときは、便利さを一つの軸で決めるのではなく、町の規模、交通、自然、買い物環境まで含めて見るほうが、実態に近そうです。